仕事を選ぶときにどんなことを理由に選んでいるでしょうか?
いろいろな理由で仕事を選ぶと思いますが、多くの人は現状の給料などの待遇で仕事を選ぶと思います。
もちろん。仕事を選ぶ際は、現状の待遇を考慮することも大切ですが、将来性を考えることも大切なのです。
将来性を考えて仕事を選んでいるという人達もいると思いますが、本当にその仕事は10年後にも必要とされているでしょうか?
今と10年前では、必要とされている人材には違いがありますし、10年前と20年前でも、必要とされている人材には違いがあるのです。
経理の仕事では、昔はソロバンで計算をしていたのですが、電卓での計算になり、パソコンの経理ソフトへと変化していき、以前は経理の仕事で5人必要だったものが1人でできるようになりました。
建設現場では、昔はスコップで掘っていたのに、機械ですることで何百人という人材が必要なくなったのですよ。
このように、今と昔では、必要とされる人材は変わり、必要とされる仕事が変わってきているのです。
だから、仕事を選ぶときには、今後も必要とされる仕事なのかを考えることも大切ではないでしょうか?
技術の進歩により、人手不足は解消されますが、技術の進歩により、仕事にあぶれてしまう人が多くなる可能性があるのですよ。
○技術の進歩により必要な人材が変わる?!
例えば、インターネットの普及により、多くの人が便利になりましたが、インターネットにより多くの仕事が奪われたのです。
HPを作ってインターネットを利用することで、営業職や販売員などの多くの方は仕事を奪われましたし、金融機関もネットバンクやネット証券などによって、仕事を奪われました。
インターネットによって、今まで必要だった人材が必要なくなり、新たにHP管理やシステム管理などの人材が必要になったのです。
このように技術の進歩により必要な人材は変わっていくのです。
○未来を予測することは不可能?!
誰もが未来を確実に予測することはできませんが、ある程度の方向性であれば予測することは可能です。
だから、ある程度でも未来を予測して、仕事を選ぶことが大切ではないでしょうか?
まずは、未来を予測するためにも、現在、実際に必要性が少なくなってきている仕事について知っておきましょう。
○実際に必要なくなってきている仕事達
レンタルビデオやCDショップは、インターネットの普及により必要性が少なくなってきました。
また、販売員やレジ係などの仕事も、販売機や自動のレジ機により必要性が少なくなってきています。
ネットショップにより、多くの実店舗が必要なくなり、店舗の必要性が少なくなってきているのです。
このように、実際に必要性がなくなってきている仕事があるのですよ。
そして、他にも、いろいろな仕事が不必要になると予測されているのです。
○10年後にもその仕事が必要とされていますか?
世の中は、変化していくものです。
世の中の仕組みや技術の進歩によって必要とされる人材は変わっていっているのです。
グローバル化・ロボット化やAI(人工知能)の発達により、いろいろと仕事の環境は変化していき、今までは、必要とされていた仕事が必要なくなるかもしれないのですよ。
グローバル化によって、賃金の高い日本ではなく、賃金の安い国でできることは、そちらでするというアウトソーシングという流れになってきています。
また、ロボットでできる単純作業は、ロボット化が進んで人間の仕事が少なくなってきています。
さらにAI(人口知能)の発達により、以前は人間でなくては難しいといわれていることも、ロボットによってできる時代になってきているのです。
では、近い未来に無くなる可能性がある仕事や必要性が少なくなる仕事を紹介してみます。
○10年後20年後に無くなるOR少なくなる仕事達?!
・営業職
インターネットの普及により、営業職の仕事が奪われてきていますが、今後、もっと技術の進歩により営業職の仕事が少なくなると予測されます。
・電気、ガス、水道のメーター計測
わざわざメーターを計測しに行かなくても、データを送信するなどの技術によって仕事が無くなります。
・郵便配達
オンライン請求やメールなどによって、郵便物が激減して仕事が減ります。
・新聞配達
ニュースは、ネットで見ることができるので、新聞を購読する人が減って仕事が減ります。
・旅行代理店
旅行代理店に行かなくても、簡単にネットで旅行の手配ができるようになったので、仕事は減ります。
・印刷業
チラシなどデジタル化により紙製品は減る傾向にあり、仕事が減ります。
・経理職
技術の進歩により、経理業務の効率化が進み仕事が減ります。
・農業
ロボット化により、少ない人員での作業が可能になるので仕事が減ります。
・運転手
自動運転技術が進歩すれば、運転手は必要なくなる可能性があります。
・製造業
ロボット化により、少ない人員での作業が可能になりますし、3Dプリンター技術の発展により、簡単に物を作ることができるようになれば、職人などの仕事も減ります。
他の仕事もグローバル化や技術の進歩によって、必要性なくなる可能性があります。
このように、多くの仕事が10年後10年後には、必要なくなったり少なくなったりするのです。
また、AI(人口知能)の発達により、10年後にはロボットがやっている可能性が高い仕事をAI研究者たちが論文にまとめたものが発表されました。
なんと現状の仕事の47%が、10〜20年後には、AIを搭載したロボットがしていると予測されているのです。
このように、多くの仕事で必要とされる人材は、必要なくなると予測されているのですよ。
では、どんな仕事であれば、10年後にも必要とされているのか?について考えてみます。
○最先端と伝統が10年後に生き残れる仕事?!
どの仕事も、やはり人間がする必要性がある部分もありますので、全ての仕事で管理する人材は必要ですが、仕事の量が減るので、仕事が少なくなるのは確かです。
そして、新しい技術が生まれれば、それを使いこなす人材や管理する人材が必要になりますので、ロボット関係の技術者の仕事が増えると予測されます。
そして、伝統工芸や伝統技術などの昔から技術も必要とされると思われます。
なぜなら、機械化が進んでも、あえて人の手で作りあげるという方法を好む人も存在するからですね。
また、高価な商品・サービスを販売する場合は、お客様との深い信頼関係が必要になりますので、そのような商品やサービスの販売員や営業職は必要です。
また、日本文化に関係する着物や日本食、観光業などの仕事も必要ですね。
他にも10年後20年後に必要だとされる仕事はたくさんあります。
そして、グローバル化・ロボット化・AI(人工知能)の発達により、いろいろな仕事が必要なくなりますが、新たな産業が生まれることも予測されます。
仕事を選ぶときには、年齢にもよりますが、10年後のことを考えて選ぶことも大切ではないでしょうか?
あなたの今の仕事は、10年後にも必要とされている仕事ですか?!