給料と言えば、手取り?それとも総支給?と思うことがありますよね。
そんな給料ですが、多くの人が不満を持っていると思いますが、会社員であれば、給料の引かれモノって多いと一度や二度は思ったことがあると思います。
なんで、一生懸命に働いて稼いだ給料からこんなに引かれるの?と、思うことも多々あると思います。
その給料の引かれモノですが、どのような引かれモノがあるのかを理解していますか?
知ってどうこうできるわけではありませんが、一生懸命に働いて稼いだお金から引かれる引かれモノについて知っておくことも大切ではないでしょうか?
では、給料の引かれモノについて、知っていきましょう。
☆会社員の給料の引かれモノ
給料の明細書を見るとわかりますが、給料からいろいろなモノが引かれています。
給料の引かれモノは、大きくわけると「税金」と「社会保険」になります。
税金は、「所得税」「住民税」などです。
社会保険は、「健康保険」「介護保険」「厚生年金」「雇用保険」などです。
では、そんな給料の引かれモノを一つずつ簡単に説明していきます。
○所得税
所得税は、非課税となる諸手当を除いた部分にかかる税金で所得に対してかかる税金です。
所得税の計算方法は、所得が高いほど税率も高くなる累進課税方式です。
会社員は、給料からあらかじめ「源泉徴収」という形で天引きされますが、年に一度「年末調整」で正確な税額を計算して精算されます。
○住民税
住民税は、前年の所得に対してかかる税金です。
だから、新卒で就職した初年度には住民税はかかりません。
前年の所得によって決まった税額を6月から翌年5月までの給料から引かれるという税金です。
○健康保険
健康保険は、病院に行くときに使う医療保険です。健康保険に加入することで医療費負担が安くなりますし、怪我や病気で働けないときに傷病手当金などを支給してもらえます。
基本、会社員の場合は、保険料は会社と半額ずつ負担しますが、会社によっては会社が負担する金額が多い場合もあります。
そして、健康保険は、会社がどの健康保険組合に加入しているかによって、保険料率が変わります。
また、健康保険料は、4月、5月、6月の3ヵ月間の給与を平均して標準報酬月額を7月に決めて、9月から翌年8月まで適用することになっています。
○介護保険
介護保険は、介護が必要になった際に負担減でサービスを受けるための保険です。
40歳以上になると加入義務が発生して健康保険料と一緒に納める必要があります。
基本、会社員の場合は、介護保険料は会社と半額ずつ負担します。
介護保険も健康保険と同様に、標準報酬額に保険料率を掛けて計算します。
○厚生年金
厚生年金は、将来年金をもらうために払う掛け金です。
基本、年金は会社と半額ずつ負担します。
そして、厚生年金の支払額は、健康保険と同様に4月、5月、6月の3ヵ月間の給与を平均して標準報酬月額を7月に決めて、標準報酬月額に厚生年金保険料率を掛けた金額を9月から翌年8月まで適用することになっています。
○雇用保険
雇用保険は、失業したときに失業給付などを受けるための保険です。
雇用保険料は、雇用保険料率×賃金総額で求められます。
このような給料の引かれモノがあるのですが、基本、給料の引かれモノは、標準報酬月額や賃金に率を掛けるので、給料が多い人の方が多くなるということになります。
そして、給料の引かれモノを紹介しましたが、引かれモノを少しでも少なくする方法があることに気づいた人もいるのではないでしょうか?
それは、「標準報酬月額」に注目することで、おのずと答えが見えてくると思います。
標準報酬月額は、4月、5月、6月の3ヵ月間の給与によって決まるのです。
だから、4月、5月、6月の給料が少なければ、標準報酬月額は少なくなるので、健康保険や介護保険、厚生年金を少なくすることができるのですね。
いつも残業をしている人は、4月、5月、6月には、残業を減らすことで引かれモノを少なくすることができるということです。
4月、5月、6月だけ残業を少なくするというのは難しいかもしれませんが、なるべく3月や7月に頑張れば、引かれモノを少なくできるかもしれないですよね。
今でも、給料からの引かれモノは多いですが、今後もっと引かれモノが増えることを知っているでしょうか?
○今後もっと引かれモノが増える未来がまっている!?
日本の高齢化により、現役で働いている人が少なくなることで、働いている人の負担する金額が増えていっているのです。
まだまだ、高齢化が進むと予想されており、給料からの引かれモノは増えていくのです。
さらに消費税も上がりますし、今後もっと厳しい生活を強いられることになるのです。
だから、現状に満足せずに、努力をして収入を上げることを考える必要があると思いますよ。
スキルアップをして収入を上げる努力を始めてみませんか?